月経カップの使い方|初心者が失敗しないための基礎知識
「月経カップ、ずっと気になってるんだけど…怖くて手が出せない」
SNSや雑誌で見かけるようになって、興味はあるけど、実際どうやって使うの?痛くないの?漏れない?そんな不安、すごくよく分かります。わたしも最初は「本当に入るのかな」って、パッケージを前に10分くらい固まってました。
でも、基本を押さえれば意外と大丈夫。この記事では、初めて月経カップを使う人が知っておきたいことをまとめてみました。
月経カップって、どんなもの?
月経カップは、シリコンなどの柔らかい素材でできた、カップ状の生理用品。膣内に挿入して経血を受け止める仕組みです。タンポンと違って「吸収」じゃなくて「溜める」タイプ。
使い捨てじゃなくて洗って繰り返し使えるから、ゴミも減るし長期的にはコスパもいい。最大12時間くらい入れっぱなしでOKなので、ナプキンをこまめに替える手間からも解放されます。
とはいえ、慣れるまでは少しコツがいるのも事実。
初心者が選ぶべきサイズと素材
月経カップには、大きく分けて2つのサイズがあります。
Sサイズ(スモール)
出産経験がない人、20代や骨盤底筋がしっかりしている人向け。初めての場合は、まずこちらから試すのが無難です。
Mサイズ(ミディアム/ラージ)
出産経験がある人、30代以降の人向け。経血量が多い人もこちらが合うことがあります。
素材は医療用シリコン製が主流で、柔らかさにもメーカーごとの差があります。最初は「柔らかめ」を選ぶと、挿入時の違和感が少ないかもしれません。硬めのほうが開きやすいけど、慣れないうちは柔らかいほうが安心です。
使い方の基本ステップ
挿入前の準備
まずは手を洗う。これ絶対。
カップも、初回使用前には煮沸消毒しておきましょう(5〜10分くらい)。
リラックスすることも大事です。緊張してると筋肉が硬くなって入りにくいので、深呼吸してから始めてください。
折りたたみ方
カップをそのまま入れるのは無理なので、折りたたんで小さくします。代表的な折り方は2つ。
- Cフォールド(Cの字折り):カップの縁を半分に折る、シンプルで分かりやすい
- パンチダウンフォールド:片方の縁を内側に押し込んで細くする、挿入口が小さくなるので初心者向き
最初はパンチダウンのほうが入れやすいと思います。
挿入する
トイレに座るか、片足を便座にかけた姿勢が楽です。
折りたたんだカップを、斜め後ろ方向(尾骨に向かって)にゆっくり押し込みます。
入ったら、カップが膣内で開くはず。指で軽く回したり、カップの底を軽く押してみて、ちゃんと開いているか確認してください。開いていれば、縁が膣壁に密着して漏れを防いでくれます。
ステム(持ち手の突起)が外に出すぎて違和感がある場合は、もう少し奥まで押し込んでOKです。
取り出し方
これが最初の関門かもしれません。
まず、落ち着いて。焦ると余計に力が入って取りにくくなります。
手を洗ってから、ステムをつまんでゆっくり引っ張る…のではなく、カップの底を軽くつまんで密着を解除するのがコツ。そのまま引っ張ると真空状態で痛いことがあるので、空気を入れるイメージです。
ゆっくり左右に揺らしながら取り出すとスムーズ。慣れないうちはシャワー中に練習するのもアリです。
初心者がやりがちな失敗と対策
うまく開かない
挿入後、カップが完全に開いていないと漏れます。指で一周なぞったり、軽くひねったりして、しっかり開いているか確認を。
痛みや違和感がある
位置が浅すぎるか、サイズが合っていない可能性があります。ステムが外に出ていると擦れて痛いので、もう少し深めに入れてみてください。それでもダメなら、ステムをハサミでカットしても大丈夫です。
取り出せなくて焦る
奥に入りすぎても、膣には行き止まりがあるので体内で迷子にはなりません。いきむ(お腹に軽く力を入れる)と、カップが少し下がってきて掴みやすくなります。
お手入れ方法
使用中は、取り出したらトイレで経血を捨てて、水かトイレットペーパーで軽く拭いてから再挿入でOK。外出先で洗えなくても問題ありません。
生理が終わったら、中性洗剤でしっかり洗って、煮沸消毒してから乾燥させて保管します。専用のポーチに入れておくと、次回も清潔に使えます。
漂白剤や香り付きの洗剤は、素材を傷めたり膣内環境に影響することがあるので避けてください。
慣れるまでは、焦らなくていい
正直なところ、最初の1〜2回はうまくいかないかもしれません。
それは普通のことなので、「自分には無理だ」って諦めないでほしいです。
最初はナプキンと併用して、家にいる日に練習してみるのがおすすめ。慣れてくると「あれ、入ってたっけ?」ってくらい自然になります。
月経カップが合う人もいれば、タンポンやナプキンのほうが合う人もいる。無理に続ける必要はないけど、試してみたいなら数回はチャレンジしてみてもいいかもしれません。
気になる痛みや出血が続く場合は、無理せず婦人科で相談してくださいね。
※この記事は医学的アドバイスではありません。異常を感じた場合は専門医にご相談ください。