デリケートゾーンのにおい対策|原因別の正しいケア方法
「なんか最近、におうかも…?」
お風呂上がりや着替えのとき、ふとそう感じて不安になったこと、ありませんか。わたしも20代の頃、生理前になるとやけに気になって、つい念入りに洗いすぎていた時期がありました。
実は、デリケートゾーンのにおいって、ケアの仕方を間違えると逆に悪化することがあるんです。においの原因はひとつじゃないから、原因に合ったケアをしないと、いくら洗っても解決しない。
この記事では、においが気になる理由を4つに分けて、それぞれに合った対策を紹介します。
1. 「洗いすぎ」が、においを強くしている
意外かもしれないけれど、においが気になるからといってゴシゴシ洗うのは逆効果。
デリケートゾーンには、膣内を健康に保つための「常在菌」(善玉菌)がいます。これが弱酸性の環境を作って、雑菌の繁殖を防いでくれているんです。
ところが、ボディソープや普通の石鹸でしっかり洗ってしまうと、この善玉菌まで洗い流してしまう。すると膣内の環境が崩れて、雑菌が増えやすくなり、結果的ににおいが強くなってしまいます。
正しい洗い方
-
専用ソープを使う
デリケートゾーン専用のソープは、弱酸性で刺激が少なく設計されています。ボディソープより断然おすすめ。 -
洗うのは「外側だけ」
膣の中は自浄作用があるので、洗う必要はありません。洗うのは、外陰部(大陰唇・小陰唇のまわり)と、Iラインだけ。 -
やさしく、泡で包むように
指でこするのではなく、泡を転がすように。粘膜はほんとうにデリケートなので、物理的な刺激は最小限に。
毎日しっかり洗うより、3日に1回くらい専用ソープで洗って、あとはぬるま湯で流す程度でも十分です(個人差はあるけど)。
2. ムレと汗が、雑菌を増やす
下着の中って、意外と蒸れやすい。特に生理中やおりものが多い時期は、湿度が高くなって雑菌が繁殖しやすい環境になります。
雑菌が増えると、独特の生臭いようなにおいが出ることも。
ムレ対策
-
通気性のいい下着を選ぶ
綿やシルクなど、天然素材がベスト。ポリエステルやナイロンは蒸れやすいので、長時間の着用は避けたい。 -
おりものシートをこまめに替える
つけっぱなしにしていると、逆に雑菌の温床に。2〜3時間に1回は交換を。 -
タイトなパンツは控えめに
スキニーデニムやレギンスは、どうしても通気性が悪くなります。家にいるときはゆったりめのボトムスで。
ちなみに生理中のナプキンも、「もったいないから」と長時間つけていると、においの原因になります。経血自体は無臭に近いけど、時間が経つと雑菌が増えてにおいが出るんです。
3. ホルモンバランスで、においが変わる
生理前や排卵期、妊娠中や産後など、ホルモンの影響でにおいが変化することもあります。
特に生理前は、皮脂の分泌が増えたり、おりものの量が増えたりして、普段よりにおいが気になりやすい時期。
これ、実は普通のこと。
ホルモン由来のにおいへの対応
-
「いつもと違う」を知っておく
自分の周期を把握しておくと、「ああ、今はそういう時期か」と安心できます。におい日記をつけるのも意外といい。 -
無理に消そうとしない
一時的なものなら、清潔を保つ程度で大丈夫。過剰なケアは逆効果です。 -
体調を整える
睡眠不足やストレスが続くと、ホルモンバランスが乱れて、においが強くなることも。まずは生活リズムから。
ただし、生理でもないのに強いにおいが続く、色のついたおりものが出る、といった場合は、念のため婦人科へ。
4. 実は「病気」のサインかも
においの変化が、感染症などの病気のサインになっていることもあります。
こんな症状があったら要注意
- 魚のような生臭いにおい → 細菌性膣炎の可能性
- 白いカッテージチーズ状のおりもの + かゆみ → カンジダ膣炎
- 緑や黄色のおりもの + 強いにおい → トリコモナス膣炎など
これらは市販薬では治らないので、婦人科で診てもらうのがいちばん確実。恥ずかしいかもしれないけど、医師は毎日何人も診ているので、全然気にしなくて大丈夫です(わたしも最初はドキドキしたけど、めちゃくちゃ淡々と診察が終わった)。
放っておくと炎症が広がることもあるので、早めに受診を。
においを「隠す」より、「整える」
デリケートゾーンのにおい対策で大事なのは、香りでごまかすことじゃなくて、環境を整えること。
- 洗いすぎない
- 蒸らさない
- 体調を整える
- 異常があれば病院へ
シンプルだけど、これがいちばん効く。
ちなみに「デリケートゾーン用の香り付きアイテム」って、いろいろ売られてるけど、あれは正直おすすめしません。粘膜に刺激になることもあるし、においを混ぜるだけで根本解決にはならないから。
それより、専用ソープでやさしく洗って、通気性のいい下着を選ぶ。それだけで、かなり変わります。
※この記事の内容は一般的な情報提供を目的としたものです。気になる症状が続く場合は、婦人科を受診してくださいね。